11

 

夢のはなし。電車に乗って廃墟を見にゆく。陸橋の上で見下ろしたその一角には、手前に窓の破れたアパートがあり、誰もいない廃屋の塊の向こうに、沈黙して寺院が鎮座していた。時の壊死をこぞって人は見にゆくのだった。


コメント

このブログの人気の投稿

37

72

47