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 夢のはなし。夜空を見上げたら、鳥のかたちをした光がいくつも浮かんでいた。すると光は白い鳥の姿になって、次々と雲にあいた穴に飛んで行く。残された空には聖母子の巨大な絵画が広がっていた。

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 夢のはなし。歩きながらポケットに鍵が入っているのを確かめる。空き家の鍵を開けると、誰もいないはずなのになぜか中に人がたくさんいた。仕方がないので、仲間に加わった。

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 夢のはなし。山道を上がっていくと、行き止まりに崖があった。眼下に町が見渡せ、崖下には集合住宅があり、さっき別れた友人がいた。実はここに住んでいるという。社宅だというそこは、古く、空き部屋が多かった。住人の一人に住まないかと誘われたが、返答につまる。

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 夢のはなし。きれいな水がある湿地のような場所にいる。人に呼ばれて行ってみると、獣道のような小径に水が流れ出していた。新しい川の誕生だ。もしくは復活だ。みんなして喜んだ。

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 夢のはなし。隣のビルから黒い煙が上がっている。火事だと思ったら、いきなり爆発した。上部がなくなっていた。あとで解体工事だと知る。

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 夢のはなし。奇妙な家が立ち並ぶ古い迷路のような道を歩いている。道をそれるとグラウンドがあり、若者たちが何か運動していた。ふと入口の道の上で煙が上がっていた。立ち止まってから、灰のかたまりを足で踏み消して通り過ぎた。

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 夢のはなし。ポストに届いていたペンフレンドからのぶ厚い手紙を夕暮れの公園で読む。封筒には「私を収めないでください」と書かれていた。便箋に走り書きのようなつれづれとテニスンの詩が添えられていたが、内容はおぼえていない。